もちづき歯科医院ブログBLOG

2015.02.28更新

みなさん、こんにちは。
見沼区春岡 もちづき歯科 歯科医師の後藤です。
早いもので、2月も終わりですね。
暖かい日も増えてきました。
冬はどうしても部屋の中で過ごしがちになりますから、
運動不足の方も増えていらっしゃるのではないでしょうか?
運動不足は骨密度を低下させる原因になります。
骨密度が低下すると何がいけないか? というと...

愛知学院大学短期大学部の稲垣幸司教授らの調査で
骨量が少ないほど、残った自分の歯が少ない傾向にある
ということがわかってきたのです。また、
歯周炎が進行しているほど、『骨粗しょう症の疑いが強い』と診断される割合が高い
という結果が得られました。

稲垣教授らは、愛知学院大学歯学部附属病院で歯周病の治療を受けている患者さんを対象に、
歯周病と骨粗しょう症の関係を調べました。
その結果、骨粗しょう症による腰椎の萎縮がある人は萎縮のない人に比べ、
治療が必要なレベルの深い歯周ポケットや歯肉からの出血が多く見られました。
さらに稲垣教授は、「骨粗しょう症で骨折したことがある人には、
残っている自分の歯の数も少なく、歯肉から出血している人が多い。
なかでも喫煙者では歯槽骨の吸収(骨量減少)が進んでいた」とのデータを紹介。
歯周病予防にも、骨粗しょう症予防にも、禁煙が大切であることを強調しています。

一方、骨粗しょう症がありながらその治療を受けていない人でも、
歯周病の治療を続けて良好な状態にコントロールすることで、
骨粗しょう症の進行も抑えることができました。
稲垣教授は「歯周病治療が骨粗しょう症の治療に結びついている可能性がある」とみています。
歯周病と骨粗しょう症は、予防においても治療においても、
一緒に取り組んでいくほうが、有効であるということです。

特に女性は、年齢が高くなると骨密度が低下しやすくなります。
若いうちから骨粗しょう症と歯周病の対策として日常的にできることは、
適度な運動を行い、栄養バランスのとれた食事を心がけることです。

数(十)年後の自分も健康でいるために、
今できることをコツコツ積み重ねることが大切だと考えさせられました。

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投稿者: 医療法人社団瑛清会もちづき歯科医院

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