見沼区春岡 もちづき歯科 歯科医師の後藤です。
小さい頃に虫歯になり、泣きながら歯医者へ行った...
という記憶のある方も多いのではないでしょうか?
そもそもなぜ歯は必要なのでしょうか?

食べ物を届ける最初の通り道が口。
歯で食べ物をしっかりと噛み砕くことができなければ、
内臓に負担をかけるだけではなく、
せっかく食べても栄養をきちんと吸収できなくなってしまいます。
噛む行為は食べ物を砕くだけではなく、
脳や顎といった頭のあらゆる部分を刺激し、
だ液の分泌を促したり、
歯周組織の血流を良くしたり、
表情筋を鍛えて表情を豊かにしたりする効果があります。
噛んだ時の食感で食べられるのものと食べられないものを判断して、
体内に異物が侵入するのを防ぐ役割もしています。

歯にも唇や舌と同じように発音を助ける役割があります。

歯をかみしめることにより首の骨や周りの筋肉で頭部を固定し、
より強い力(瞬発力・筋力)を出すことができます。
腹筋や背筋など姿勢を保つ筋肉に適度な緊張を与えることで
バランスを保ちます。
笑顔になった時、歯並びが綺麗で清潔感があると好印象を持たれます。
よほどのものでなければ、
骨折しても時間が経てば元通りになるし、
切り傷もどこをけがしたのかもわからないほどに回復しますが、
虫歯で穴が開いてしまった歯は、元どおりに再生することはありません。
だからこそ、大切にする必要があると言えるのかもしれません。