見沼区春岡 もちづき歯科 歯科医師の後藤です。
2002年に発売されたOS「ウィンドウズXP」のサポートが、
4月9日で終了しました。
サポート終了に伴って、パソコンを買い替えたり、
Windows 7やWindows 8に切り替えた方もいらっしゃると思います。
サポート終了の何が問題かというと...。
プログラムの不具合や安全上の弱点を修正するプログラムの
提供がなくなるため、自由に弱点を悪用できる状態になり、
XPを使い続けているユーザーは、サイバー攻撃の対象に
なりやすくなります

パソコンのデータやプログラムを護るために、
セキュリティソフトやファイアーウォールなどの「防御壁」もありますが、
XPは今後、弱い部分が見つかっても「壁」の補修がされないので、
簡単に壁に穴を開けて、中に入って悪いことができる状態になってしまう
ということです。
XPを搭載しているパソコンが動かなくなるわけではありませんが、
サイバー攻撃やウィルス感染を避けるために、
インターネットやUSBスティックには接続しない方がよいそうです。
人間にも感染を防ぐための防御機構があり、
大きく①物理的バリアー、②免疫システムに分けられます。
物理的なバリアーは、皮膚と粘膜です。
お口の中は、粘膜で覆われています。
健康な人の口の粘膜はピンク色で、歯の周囲をピッチリと取り巻いています。
しかし、歯と歯肉の間の溝は、他の部分よりも粘膜が薄く、弱いです。
歯と歯肉の間の溝に汚れが溜まり、細菌が繁殖しやすい状態だと、
歯と歯肉の付着(くっつき)が細菌の毒で壊されて、
外のもの=細菌や細菌の出す毒素がどんどん体の中に入ってきてしまいます。
親知らずを除いた歯は28本あります。
歯と歯肉の溝の深さが3mmだとすると、粘膜の表面積は25㎠〜35㎠、
深さが7mmだとすると、表面積は50㎠〜70㎠になると考えられています。
50㎠〜70㎠というと、ちょうど大人の掌くらいの面積です

お口の中に、体への細菌の入り口になる掌大の穴が...
想像してみると、ちょっと怖いですね

「口の中は全身の健康状態を写す鏡」と言われています。
当院では、皆様のお口の健康をサポートしていきます
